隣人を自分のように愛しなさい。

　暗闇に包まれた湖の上で、向かい風にはばまれ、前に進むことすらままならなかった弟子達の前に、湖の上を歩いてイエスが現れます。弟子達は、驚き、恐れました。湖上を歩くイエスを見て、「幽霊」だと思ってしまったのです。大声を上げておののく弟子達に、イエスは語りかけます。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」イエスが弟子達が乗る船に一緒に乗りこむと、行く手を阻む強風はおさまりました。弟子達は心の中で、この出来事を非常に驚きました。

　私たちがふだん不安になるような時はどんなときでしょうか。初めて体験するようなことで先の見通せないとき、どうしていいかわからない時に不安になります。ましてや、やることなすこと全てが、初めてづくしの子どもたちならなおさら不安になることは多いはずです。

　どんな時でも、神様は子どもたちを見守ってくださっています。神様のことを信じていいれば、イエスの言葉が私たちにも聞こえてきます。「安心しなさい。わたしはここにいる。」と。

　例年よりも早く明けた今年の梅雨。しかも毎日高温が続きました。でも、ホサナの子どもたちは元気にプールで遊んでいます。本館の3階テラスに、夏のあいだプールを置いて、メロン組以上の子どもたちは水遊びに興じています。バナナ組の子どもたちは、保育室のタライで行水。初めての水遊びに、とてもはしゃいでいます。

＜園長　野澤ひらく＞